ドルフィンニュース

涙、涙、2年ぶりの本大会勝利!!


6月6日(日)曇り
中央公園野球場


チュッパチャップス 0 − 1 神戸ドルフィンズ
CP
KD X
長い長いトンネルをようやく抜けた。トンネルの先にあったのは喜びと興奮と安堵、そして涙だった。1-0で迎えた7回裏最終回、一死3塁の絶対絶命の場面、野手とベンチの緊張も最高潮に達していた。この究極のピンチを近藤-西出の黄金バッテリーが三振ゲッツーで凌いだ瞬間、これまでの緊張感と連敗の呪縛から解き放たれたあふれる思いが一気に胸を突き抜けた。本当にうれしかった。
試合経過
KD先発近藤は打たせて取る投球で散発5安打の無四球完封。守りのミスに足を引っ張られながらも辛抱強く投げぬいた。圧巻は冒頭でも書いた最終回の守り、相手先頭打者が右翼前安打で出塁、続く打者は手堅くバント、打者走者を一塁捕殺する間に一塁走者はこちらの不意をついて一気に三塁へ、KDとしては極めて嫌な雰囲気、前に転がされれば同点、また、スクイズも警戒しなければならないのこの場面、投手近藤はボールを先攻させることなく打者を追い込み、ツーストライクと追い込んだ3球目、バントを試みた打者のバットは空をきり飛び出した三塁走者も挟殺、あっという間のプレイの中に考え抜かれた捕手のリードと投手の技術が集約されていた。攻撃のほうはなかなかチャンスを生かせなかった。1回、2回、3回と毎回先頭打者が出塁するも攻撃がかみ合わず三塁にすら進めず、好投を続ける近藤を援護できない。しかし4回チームの柱西出が二塁打で出塁するとパスボールの間に三進、無死3塁とすると一死後4番竹内が絶妙のスクイズ。敵の裏をかく見事な采配で虎の子の1点をもぎ取った。この回以降も点は取れなかったが、近藤が竹内の決勝スクイズによる1点を守りきり2年ぶりの本大会の勝利となった。
4回裏 スクイズで1点先制
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2004年試合結果