雲と草

2月19日 サンクチュアリ
            (芦屋野球連盟決勝)

神戸ドルフィンズ 3 − 2  サンクチュアリ
優勝!!

KD
SN


キャプテン5の総括

ついに決勝戦、相手はサンクチュアリ、昨年の大会で初戦で敗れた借りを返すべくこの日集まったKDメンバーは総勢16名、KDでの試合での最高の参加人数であった。KD先攻で始まったこの試合、先頭中川が三振に倒れた後、この大会あたっている2番大津がツーベースヒットにて出塁。続くはこの日、指の骨折から復活してきたばかりの頼れる3番近藤。近藤の打った打球はいい当たりではあったがレフトフライ。そしてセカンドランナー大津が広く第二リードを取っていたのを相手レフトが見逃さず、すかさずセカンドへ送球。きわどいタイミングではあったがセカンドランナーはアウトになり、この回は結局、3人で攻撃終了。続く2回も足の痛みに耐えての出場の6番濱田がフォワボールを選び、次の竹内がヒットで出塁するも後が続かず。3回表も三者凡退で前半は無得点に終わる。一方、守りはこの大会を最後に仕事の為、チームを離れる先発長田が初回、伸びのあるストレートと相手のタイミングをはずすカーブを武器に先頭バッターから三振を奪う。しかし、2番打者の深いあたりのショートゴロに高平がうまく追いついたものの出塁され、そのランナーに盗塁で三塁まで進まれてしまい、いきなりのピンチを背負う。そして次の3番バッターの打った打球はこの日、外野に入った中川のところへのセンターフライ。この打球で3塁ランナーはタッチアップでホームを狙うがセンター中川からの内野への好返球、そして中継もうまくいき、ホームクロスプレーで間一髪タッチアウト。ピンチをしのぐ。しかし、続く2回裏、先頭の相手4番にツーベースヒットで出塁され、その後、三塁まで進まれ、次の5番バッターのサードへのゴロで三塁ランナーのホームインを許し、相手に先に1点を謙譲する。続く3回裏もワンアウトを取った後、2番バッターにヒットを打たれ、長田はランナーを背負ってのピッチングとなる。これ以上、得点圏にランナーを進めたくない長田はファーストへ4回連続の牽制球を行う。もう一点もやらないとする長田の気合が感じられた。しかし、この牽制にもかかわらず、盗塁され、またもピンチとなるが相手の一瞬の隙をつくタイミングでのセカンドへ、牽制し、セカンドランナーを2、3塁間に挟み込み、タッチアウトにし、このピンチをしのぐ。これで少し、勢いの出てきたKDは4回表、先頭の近藤がレフトオーバーのツーベースヒットで出塁し、反撃ののろしを上げる。そして4番西出はチームーバッティングの右打ちでライト前へのあたり、だがライトの一塁への好返球できわどかったがアウトとなる。ワンアウトランナー三塁。続く5番大宅、打った打球はサードへのゴロ、これで近藤がホームへ駆け込み、セーフとなり、同点とする。一気にKDムード!?この同点を機に押せ押せムードの流れで乗っていければよかったが何故かこの時そうはならなかった。それが良くなかったかその裏、替わったリリーフ小山が5番に本塁打を許し、KDに傾きかけた流れをまた、相手に持って行かれてしまう。5回表、この嫌な流れを断ち切るべくKDは円陣を組む。優勝できるかどうかは勝ちたいとする気持ちが上回っている方が最後は勝つという西出の言葉でまた、チームに気合が入る。しかし、この回の攻撃は三者凡退で終わる。その裏、4回のホームランの後は肘の痛みを耐え、ランナーを背負いながらも後続を抑えた小山が5回裏の相手の攻撃を三人で斬ってとる。いい流れで6回表のKDの攻撃に向かおうとしたそのとき、主審より無情にも6回が最終回になると告げられる。いよいよ後の無くなったKDではあったが先頭中川がショートゴロに倒れた後、2番大津が同点のランナーとなるフォワボールを選び、出塁、そしてすかさず、2塁へ盗塁。チャンスを広げる。ここで迎えるバッターは前の打席でツーベースを放っている3番近藤、気負うことなく、この場面でも持ち前のバッティングで起死回生のレフトへツーベースヒット。近藤はこの日まで休部していたが、連日のバッティングセンター通いが実を結ぶ努力の一打であった。そしてこの一打でチームの雰囲気は最高潮に達した。続く西出はショートゴロであったがこのあたりで近藤は3塁に進む。ツーアウトになったKDはベンチで全員が声を出し、次のバッター大宅に檄を飛ばす。大宅はツーストライクと追い込まれ、後がなくなったが見逃し三振だけはしまいと4球目を振り切る。つまったあたりはショート後方へのフライとなり、これが相手ショートのグラブをかすめ、地面に落ち、三塁から近藤が逆転のホームイン!!チーム全員の勝利を信じる気持ちが打たせた一打であった。続く代打、高橋はレフトフライに倒れ、攻撃終了。6回裏の最後の守りはエース近藤がマウンドに立つ。近藤はこの回からセカンドからサードへ替わった大津のところへの連続のサードゴロを打たせ、ツーアウトを取り、そして最後のバッターもセカンドライナーに討ち取り、ゲームセット。逆転勝ちでの優勝となった。最後まで勝利を諦めない全員の気持ちとKDのチームワークがチームを優勝へと導いたと言える。また、最優秀選手にはこの大会で攻守に活躍し、また、監督を影で支えてきた大津が選ばれた。




                                              
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1回大津二塁打! 久々先発の長田
中継ぎ小山やっぱり仮病か?! 2安打近藤 頼りになるわ!
最終回ランナー3塁から大宅気合のセンター前ヒット 3−2の勝ち越し!
クローザー洋史3者凡退に抑える キッチリとした打球の処理 MVP大津
表彰式 監督&ジャンキャプ出番だ! 本日16名で戦いました!
監督の胴上げ!2年連続B級優勝だ〜! 集合写真 この後中川、大宅病院へ直行!?


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