雲と草

10月16日 フレンズ戦
芦屋野球連盟決勝戦

フレンズ  1 − 2  神戸ドルフィンズ 

FS
KD


試合の総括


勝ち 橋本10勝4負1H
セーブ 岩谷2S

打点 岩谷1 芳村1
盗塁 橋本2 中村2 伊東2

芦屋体育協会長杯の決勝戦。実に7ヶ月ぶりの決勝のマウンドを任されたのは橋本。試合前からいつもとは違う張り詰めた空気が漂う。この大切な試合の初回、いきなりビッグプレーが飛び出す。1回表、相手の先頭打者に上手くライト前に運ばれ、やられた!と思ったその瞬間ライトの竹内が猛然と突っ込み打球を処理すると矢の様な送球で1塁間一髪アウトー!!なんとライトゴロで立ち上がりに不安のある橋本をベテランが見事なバックアップを見せ初回を0点で切り抜ける。この勢いのまま1回裏のKDは相手投手の立ち上がりを攻め、まず先頭の橋本がお手本通りのセンター前ヒットで出塁、盗塁の後2番に入った中村が死球で続くと相手のバッテリーエラーで無死3塁2塁と先制のチャンスを迎える。ここで3番岩谷はきっちり犠牲フライでまず1点。4番芳村が内野ゴロの間にもう1点追加し初回2点を奪い完全に試合の主導権を握る。相手の反撃は3回、先頭打者がヒットを放つとセンター中村が判断を誤りバッターランナーは2塁まで進塁、続くバッターの送りバントを今度はピッチャー橋本が焦って1塁に悪送球で無死3塁1塁の大ピンチ。次のバッターに簡単にスクイズを決められあっさり1点を失う。しかし橋本は粘りの投球で後続を討ち取り最少失点でこの回をしのぎKDがなんとかリードを保つ。相手の先発投手は2回以降KD打線をノーヒットに抑える素晴らしいピッチングを展開。対してKDも橋本ー岩谷のバッテリーを中心に見方のエラーが出ても誰かがそれをカバーする素晴らしいチームワークを披露。厳しい我慢比べが続く。最終回となった6回、KDベンチは明らかに疲れの見えはじめた橋本に変えルーキー岩谷をマウンドに送り込む事を決断。しかし岩谷は初登板とは思えないマウンド度胸と相手チームも驚きの豪速球で最終回を三者凡退に退けドルフィンズが芦屋体育協会長杯を見事に制した。準決勝、決勝と格上とも言えるチームを相手にしびれる試合を制し、まさに全員野球で勝ちとった素晴らしい優勝であった。大会MVPは今大会すべての面において大活躍だった橋本が選ばれ、また転勤によりチームを離れる事になった芳村のラストゲームを最高の形で締めくくった。夜の祝勝会が大いに盛り上がったのは言うまでもない。









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